知識

技術理論はなんのためにある??

論的なことを記事に書いているのですが。
あえてこの題『技術理論はなんのためにある??』です。
下記の記事を読んでいない方はまず読んでから読み進めてください。

びっくりするほど成長するインナーゲーム!?

上の記事からも頭で考えて滑ることで
逆に自分本来の動きを制限している
ことがわかると思います。

では理論の意味ってなんなんでしょうか??

理論が行動を制限してしまうのでは??
考えて体を動かさないのに理論は必要なのでしょうか??
そんな疑問が浮かんできます。

ここで一つの例を紹介します。

水にあまり関わりのない山奥の部族を
2つのグループに分けます。

2つのグループに水上スキーをしてもらいます。
グループAは説明を受けてすぐに挑戦するグループ。
グループBは説明を受けて
水上スキーをしている映像を見てから

挑戦するグループです。

両グループとも一度も経験したことのないスポーツですが
結果はかなり違うものとなりました。
Aは全く立つことができませんでしたが
Bは多くの人が立つことに成功しました。

これは映像を見ることで
『どうやってやるのかを事前に知った』
ということがポイントになっています。
そして感覚を繰り返し修正することで技術が向上します。

ある程度正しいと思われることを
事前に知っているというのは大きなアドバンテージです。
まず「ああやって体を動かすんだ」というのを知ることです。

次に理論的にその感覚を感じる練習です。
理論に沿った動きをすることで
今までと違う感覚を得ることができます。

理論を使うことで知らなかった感覚を得る。
上手い人はこんな感覚なんだというのを知ることに
理論を使って感覚を得るということは
かなり早道になります。

理論は感覚を得るための道具ということです!
理論をそのまま頭でやろうとするのではなく
この理論はどんな感覚を伝えようとしているのか?
を考えて練習することが大切です。
それを踏まえて下記の記事を読んでください!

実践「インナースノーボード

滑りにメリハリをつけかっこよく滑れるタイミングの話!

んなスポーツでもメリハリがあります。
一流選手を見ていると
皆リラックスした状態から
しなやかな動きでインパクトをとらえます。

逆にリラックスの状態があるから
インパクトに力を発揮することができるのです。

滑る時に力んでしまうと
いざトリックをするぞと言った時に
上手く体を動かすことができません。

恐怖心を持って何かに挑戦した時
体に力が入りすぎて全く上手くいかなかった
そんな経験が誰しもあるのではないでしょうか??

リラックスしていて
気持ちよく滑っていると
スムーズに体が動く感覚も経験があると思います。

この滑りのメリハリが
トリックの出来を左右するんです。
スノーボードの楽しさも変わってくると思います。

 

上手い人を見ていると
流れるような動きからトリックを繰り出しますよね??
ガチガチの状態からトリックを繰り出すライダーはいないです。

今回のタイミングは力を入れるタイミングの話です。
キッカーで言えば一番力が欲しいところ
それは抜けの瞬間です。

野球なら打つ瞬間。

サッカーならける瞬間ですね!

最後に力を使いたいところのために
力を取っておくことが重要です。

試しにその場で力を最大に入れてジャンプして見ましょう。
次にリラックスした状態から飛ぶ瞬間だけ
力を入れてジャンプして見ましょう。

力を入れれば高くスムーズに飛べるわけではないことが
わかると思います。

どうしても力んでしまう方は
次の方法を試して見ましょう!

全身にこれでもかというくらい力を入れます。
そこから一気に脱力してみましょう。
力の抜けた状態を体験することができます。

一番力が欲しいところの前は
リラックスする習慣を意識的につけていきましょう!

怖さを感じた時ほどリラックスすることを
意識することで
自分でもびっくりするほど
上手くいったりします。

反復練習を繰り返すことでどんどん
リラックスすることができるようになります。

伸びやかで楽しいスノーボードをしましょう!

抜けは待つのではなくあわせる!?

イミングのあった気持ちのいいテイクオフ!
高さも出て見ていて気持ちがいいです。
ジャンプの醍醐味です!

逆に高さもなくデコに落ちてしまうジャンプ。。。
気持ちよくなくてフラストレーションが溜まります。
どんどんやる気がなくなる。

2つの違いはどこにあるのでしょうか??

色々な原因があると思いますが一番はやはり

抜けのタイミングでしょう。

スノーボードでは抜けを待つことが大事です。
ジャンプのクオリティを決める本当に大事な要素です!

では抜けを待つとはどんな状態で、どこまで待てればいいのでしょうか??


  上の図のように最後にテールがリップの先端に来るのが理想的です。
この状態を作るには『オーリー』の技術が大前提になります。

オーリーの記事はこちら

フリースタイルが確実に上手くなる魔法のトリック!

オーリー変える3つのステップ!

オーリーの動作が入ることで『待つ』から『合わせる』
という感覚に近くなります。
ただ待つのではなく自分からアクションしていきます。
両足で待っているだけではテールまで待つことはできないんです。

両足飛びでは待てない理由は下記の記事から

フリースタイルが確実に上手くなる魔法のトリック!

自分から『合わせ』にいくことでテールが使えます。

 

次に抜けを合わせることのメリットを理解していきましょう。

1 同じ力で高く飛ぶことができる。


  上の図から抜けを待つことで高さが変わることがわかります。

2 同じスピードでも距離が出せる。
 上の図から距離も変わることがわかります。

3 姿勢が崩れにくくなる。
アクションのポイントが早いと板がずれたり前足に体重が乗りすぎたりと
余分な動作が入ってしまいます。
余分な動作がなくなることで安定したテイクオフになります。

抜けを合わせることにはメリットしかありません。
オーリーを使ってしっかりと自分から合わせる!!
待ちではなく攻めの姿勢でスノーボードを楽しみましょう!

 

びっくりするほど成長するインナーゲーム!?

ノーボードでは、こんな指導がよく行われています。
「キッカーにあったスピードでアプローチ
リップの先端まで待ってオーリー
ピークで足を引きつけグラブ」。

 

こうしたスノーボードの技術的ポイントは
もちろん誤りではありません。

 

しかし、こんなにたくさんのチェックポイントを
はたして一度に意識できるでしょうか??
スピンともなればさらに注意するポイントは増えます。

 

試しに簡単な足し算を2つ同時にしてみましょう。

 

同時に二つこなすことはできないですよね??
意識することが多い=集中力が分散する
と言っていいと思います。

そこで登場するのが今回の題にある『インナーゲーム』です。

 

1970年代にテニスのコーチである
ティモシー・ガルウェイが
禅やヨーガにヒントを得た
精神集中にフォーカスしたスポーツ自然上達法

である「インナーゲーム」の開発した練習方法です。

 

たとえばテニスのスイングをひとつとっても
従来の指導では先のスノーボードと同じように
「ああしなさい、こうしなさい」が五つ六つ
「ああしてはいけない、こうしてはいけない」が同じくらい
同時に指導されたりします。

 

対してガルウェイは、ラケットの振り方などあれこれ意識せずに
ただボールのバウンドを「バウンス」
ラケットに当たる瞬間を「ヒット」と
声に出すよう教えるだけで
驚くほど簡単に
ボールが相手コートに飛んでいくという

信じられないほどシンプルな方法です。

 

従来のスポーツ技術の指導からいえば
信じられない指導法に思えますが
精神集中による学習効率の向上という点において
これ以上合理的な方法はありません。

 

その昔、武士たちが参禅することによって得ようとした
深い集中状態である「無我の境地」を
ボールの動きを注視し声に出す(視覚による注意集中)
という簡単な行為によって実現してしまっているのです。

簡単に説明すると
自分が意識できる心である顕在意識と
意識できない心である潜在意識の
2つが人の心にはあります。

 

ガルウェイは顕在意識をセルフ1
潜在意識をセルフ2と呼んでいます。

 

このセルフ1とセルフ2どちらがいい仕事をするのか?
ということなんですね。

 

試しに考えながらその場で歩いて見ましょう。
右足を上げて→右足を前に出して→右足をついて
左足を上げて→左足を前に出して→左足をついて…

 

かなり歩きにくいですよね??
これがセルフ1で歩くということなんです。

 

次に普通に歩いて見ましょう。
意識しないで歩く方が断然スムーズですよね。
普段の行動のほとんどはセルフ2が行なっています。

 

このことからいい仕事をするのは
セルフ2だということが分かります。

 

スノーボードで考えてみましょう。
「ああしなきゃ」、「こうしちゃダメだ」
と考えながらトリックをするとき上手くいっていますか?
何か無駄のある動きになっている気がしませんか?

 

最初の一回目は上手くいったのに
数を重ねることに上手くいかなくなったり。

 

反対になんか今日はやること全て上手くいく。
そんな日や時間を経験したことがあると思います。

これがセルフ1、2どちらで滑っていたのかなんです。
お分かりですよね、前者はセルフ1、後者はセルフ2です。

 

この二つが協力することで人間は驚きの能力を発揮するんです!

ここまで読んで気なる方は下の記事をどうぞ!

実践「インナースノーボード」!!

平地とは違う??キッカーの上りの体重の感じ方!!

ッカーの上りをしっかり踏んでいるつもりなのに
なぜか前に詰まってしまう…
高さが出ない…
そんな風に感じたことはありませんか??

 

これには
平地と登りの斜面の違いが関係しています。
平地のままの踏んでいくと
登りに入った時に前を踏んでしまうことになるんです。

 

平地では前足5後ろ足5で踏んで
真ん中に乗ることができますが
これが上りになるとどうでしょう??

 

坂に立って実際にやってみましょう!

 

登りで前足5後ろ足5で立つと

 こんな感じになると思います。
すごく前足に乗っていますよね。

これでは前に詰まったり
高さが出ない状態になってしまいます。

キッカーに対して体の軸が前のめってしまってます。

 

キッカーに対して軸が垂直になるように立つことで
キッカーをスムーズに飛ぶことのできる形になります。

こうなるためには
肩のラインと腰のラインがキッカーの面に
平行になっていることが条件になります。

では坂で肩と腰のラインを合わせてみましょう。

やってみるとわかると思いますが
後ろ足に大分重さを感じます。

 

この肩、腰のラインがキッカーと平行になっている状態で
踏んでいる感覚が登りでの真ん中のポジションなんです!

 

上手い人を見ていると常にいいところに
乗っているように見えますが
いいところが常に変わっていって
そこにい続けていることが伺えます。

 

まめ知識ですが
45度の斜度の時にもっとも
後ろ足に体重がかかり
それ以降はだんだん均等に戻っていき
90度で平地と同じように感じます。

 

常にいいポジションを探しながら滑ることが
気持ちのいいターンやジャンプにつながります!

 

いいところに乗れれば気持ちがいいです。
気持ちいいターンを追求して
スノーボードをより楽しみましょう!!

シーズンが始まる前に絶対に押さえておきたい0の姿勢!!

 

んなスポーツにも基本の姿勢があります。

スノーボードも例外ではなく

色々な動作をしやすくしてくれます。

ターンのつなぎ部分や、オーリーの前

など次の動作の出来を決めるとても大事な部分です。

 

まずは
スノーボードに出来る動きを確認していきましょう。

スノーボードに出来る動きは
前後、左右、上下、身体の回旋、板の捻り
これら5つの動きで出来ています。

 

これらのニュートラルなポジッションを
見つけていきます。

その場で出来るので立ってやって見ましょう。

鏡などで確認しながら出来ると効果的です。

3は手伝ってもらってやってみて下さい。

 

1前後

足裏に感覚を集中して
板のどこに乗っているか感じて見ましょう。

次にノーズプレスの要領で前足に体重をかける
腰と頭を前足の上に持ってくるようにしましょう。

同じ要領で後足に体重をかける。

この体重を足の裏で感じる感覚をもとに

両足均等に体重を感じるポジションを探しましょう。

その感覚が前後の“0”になります。

 

2左右

前後と同じ方法で足の裏に体重を感じます。

左右の真ん中にいなければ
ふらつくので分かりやすいです。

注意したいのは目線を水平に保つこと

視線が斜めになると真ん中に乗っているつもりでも
どこかでバランスを取っている可能性があります。

 

3上下

一番動ける姿勢とは一番力が入る姿勢です。

極端に低い姿勢をとり肩を上から押してもらいます。

徐々に姿勢を高くしていきその一番力の入るポジッションを探します。

何度かやって探しましょう。

 

4身体の回旋

板に乗り進行方向を見ます

この時に
前足のアングル分だけ体を進行方向に開きます。

12°なら12°だけ開きます。

体を開いてたり、閉じたりしてみましょう。

体に捻りを感じると思います。

楽に感じ捻りを感じないポジッションを探しましょう。

 

5 板の捩れ

板のひねりについては別の記事で。

 

以上が平地での基本姿勢になります。

人の真似をするのではなく自分の感覚から見つけましょう。

人は皆、骨格など違うので同じ形にはならないからです。

キッカーの上りになると少し感じ方が変わります。

平地とは違う??キッカーの上りの体重の感じ方!!

ほとんどの人が勘違いしているラインのポイント!

 

ッカーで綺麗なスピンをするには
飛び出した場所から真っ直ぐに飛べることが大事になります。
ターンも含めてのポジションなので
ラインが上手く描けないとポジションも悪くなります。

 

横に飛ばず真っ直ぐ飛んでいくスピンは見た目にも気持ち良いですし
かっこよく、気持ち良くジャンプするために必要です。

 

ターンの流れを見て見ましょう。


 これにキッカーを書き込むと。

 ターンを縦に細くすると。

上の図から真っ直ぐ飛ぶにはターンの谷回りを使い
最大荷重になる場所で抜けているのがわかると思います。

 

図で理解することは簡単ですが
最後に真っ直ぐ抜けるためにはどこでターンを切り替えるか??
がとても大事になります。

 

皆さんはどこで切り替えるイメージをしていますか??
一度想像して見てください。

 

ほとんどの人がエッジの切り替えポイントを
キッカーの上り始めなど場所を決めて
切り替えているのではないでしょうか??

 

ではもしキッカーの上りの長さが
上の図の2倍あったら?
もしくは1/2しかなかったら?


 どうでしょう??
これでは最後に真っ直ぐ抜けるのは難しいですよね??

 

「この位置で切り替える」と決めている方は
キッカーが作り直された時
他のゲレンデで慣れないキッカーを飛んだ時に

 

いつものように上手く飛べない…
なんか合わない…
いつもどうりやっているはずなのに…
などと感じたことはないでしょうか??

 

この違和感の原因のほとんどが
間違ったラインの切り替えポイントの思い込みによるものです!
このポイントを抑えることであなたのスピンの安定感は
かなり上がることでしょう!!

 

ではいいラインの切り替えタイミングはどこなのでしょう??
先ほどの長さの違うキッカーの例で考えてみましょう。
両方のキッカーでも変わらないところは最後の抜けの瞬間です。

 

リップの先端で板が真っ直ぐでいいポジションにいることです。
こうなるためにどこから切り替えれば良いかを考えます。
最後にいい位置にいるにはどこで切り替えればいいか??
終わりからイメージすることが大事です。

 

結論から言うと『スピード』なんですね!
まずキッカーを良い位置に落ちるスピードを知ります。
大体のスピードが分かったら
「このスピードならあの位置で切り替えれば最後に良い位置に立てる!」
と言うのが見えてくるんですね!

 

キッカーにより異なるスピード
それにより変わってくる切り替えポイントになるんです!
つまりスピードが違うので全てのキッカーの
切り替えポイントは全て違うんです!!

 

これを理解して最後から考えることで自分のいいライン
が見えてきますよ!

 

キッカーごとに違う自分の最高のラインを
いつも見つけるようにしましょう!

 

高回転の扉を開く最大のポイント!!

バッと言うと
それは『ターンのつなぎ』の部分です。

高回転で重要なのはテイクオフ前のターンの安定です。
BSならトー、FSならヒールのターンですね。

 

そこで

 

その最後のターンのクオリティーを決めるのが
一つ前のターンと最後のターンの繋ぎ部分なんです。

 

スピンの質を確実に上げる最初のトリック
の中に3つの要素があるのですが
3番目の 遠心力を感じるターンの部分です。
より細かく説明していきます。

 

板を履いて止まった状態でトーやヒールに乗って
バランスをとるってすごく大変ですよね??
ではターンの最中はなぜバランスを保てるのでしょうか??

答えはもう書いてしまいましたが
『遠心力』です。
ターンをしようとするエッジの力と
外に向かおうとする遠心力の力。

 

この二つがバランスをとって気持ちのいいターンが出来ます。
しかしエッジの力が強くなりすぎて
遠心力を消してしまうと体が倒れバランスを崩してしまいます。

 

つまり何が言いたいかと言うと
遠心力をしっかり作り
最後のターンは遠心力を消さずに行いたいのです!

 

この遠心力を作るのに大切なのが
『ターンのつなぎ』なんです!

 

いいカービングターンの動きは
エッジ→フラット(一瞬)→エッジです。
下の図を見て見ましょう。

ここで
注目したいのがこの部分です。

カービングターンが谷回りから始まっています。
ここがポイントです。
これは一般的にいう『逆エッジ』なんです!

 

この逆エッジがあることで
一つ前のターンの力を消さずに遠心力を作れるんです。

 

この逆エッジの谷回りの時は
板のノーズが外側を向いています。

この状態が重要です。
ラインの途中でノーズが内に向くと
遠心力が少ない状態になってしまいます。

 

ノーズを外に向けて逆エッジの切り替えができれば
遠心力を生み出すことが出来ます。
ノーズを外に向けた状態をキープできれば
遠心力をキープすることが出来ます。

 

この動作をしっかりと意識することで
高回転に必要な足場を作ることができるようになります
また低回転にもさらなる安定感を与えてくれます。
かなりマニアックな部分ですが参考にしてください!

 

さらに良いラインを目指す方はこちらの記事もどうぞ!

ほとんどの人が勘違いしているラインのポイント!

 

ターンを劇的に安定させる魔法の姿勢!!

ーンを安定させるのには
様々なポイントがあります。

今回はその代表的なものを紹介します。

 

大げさではなく『ターンを制するものはトリックを制す』なんです!
ゲレンデでカッコイイと思わせる人は例外なくターンが上手いです!
トリックが少しできてもターンが上手くないと
本物のかっこ良さは滲みでて来ないものなんですね。

 

ターンはスピンの足場となるまさにベースの部分なだけでなく
一つの見せ場でもあります!
しっかりとマスターしましょう!

 

ジャンプやジブに使うターンは
深く体を倒すターンではなく
板の中に
なるべく体が収まっているターンです。

 

ではその場で
自分が一番体が板の中に収まっていると思う

姿勢をとって見ましょう。

 

では正解の一番体が収まる姿勢を見て見ましょう!

自分のとった姿勢と比べて見ましょう1
??
と思いますよね?

そうなんです。
一番体が収まる姿勢はこの棒立ち状態なんです!!

これはどういう状態かというと
頭と板をつなぐ真っ直ぐな線があるということです。
このことを頭に入れておきましょう!

 

板を倒すことでターンはできます。
しかし板が倒れているのに頭と板が真っ直ぐの線では
重さは板から外れてしまいます。


 これでは安定したトリックに繋がりません。

 

そこで今回のテーマです『外傾姿勢』と呼ばれています。
文字どうり外に傾ける姿勢です。
ターンをするときに内側に倒した姿勢を補うように
外に体のパーツを持っていきバランスを取ります。

 

まずは今すぐに試して見ましょう!
自宅であれば鏡の前で確認することをお勧めします!

 

トーサイドターンではまず先ほどの棒立ち状態から体を爪先側へ倒します。


 次にその状態から上半身を起こして
前手で前膝の裏を触り
後ろ手をあげます。


 板は傾いているけどしっかりと頭と板の線が板の中に収まります。

 

ヒールサイドターンでは先ほどの棒立ち状態から体を踵側へ倒します。


 次にその状態から後ろ手で後ろ膝を触り
胸と膝を近づけるように上半身をかぶせます。


 板は傾いているけどしっかりと頭と板の線が板の中に収まります。

 

いかがでしたか??
棒立ちで倒すのと比べてすごい安定感を感じられると思います。

 

この『外傾姿勢』が取れることでターンの安定感は
格段に高くなります。
ターンが安定するということはトリックの安定につながります。

 

そしてターン自体が今までの何倍も面白くなりますよ!
トリックも上手くなるしターンの爽快感も楽しめる
まさに魔法の姿勢『外傾姿勢』をマスターして
スノーボードをもっと楽しいものにしましょう!!

スピンの質を確実に上げる最初のトリック!!

ッカーでスピンをするときに絶対に避けられないトリック!

 

それは『ライン』です。

 

トリックじゃないじゃん!

と思われるかもしれませんが
ターンをキッカーに合わせてコントロールする技術
これを『ライン』と呼んでいます。

 

コントロールして最高の位置でキッカーにたどり着く!
これはもはやトリックと言っていいと思います!

 

ターンについては下記の記事を参照

スノーボードってまとめて言うとこれじゃない?

 

この『ライン』がスピンの出来を
8、9割は決めています。

これが出来ないということは
スピンのスタートラインに
立てていないということなのです。

 

重要性についてはこちら

パークに入る人必見!!キッカーで起こす最大の勘違いを徹底検証!

では『ライン』を作っている要素を見ていきましょう!

 

1.キッカーの斜度に体を合わせる縦の動き。

キッカーを飛ぶときは下る→上ると言う動作になります。

斜度が変化していますね!
この斜度の変化に合わせることが大事になります。

 

その場で両足均等に体重が乗るように立って見ましょう。
頭と地面を結ぶ線が垂直です。

  
  
次に上っているところで両足均等に体重が乗るように立って見ましょう。
上っているところで両足均等に体重を感じると
頭と地面を結ぶ線はかなり前傾した形になります。

 

これでは飛ぶときに前に詰まってしまいます。

 

では頭と板を結ぶ線が垂直になるように立って見ましょう。


  
かなり後ろ足に体重を感じるはずです。
しかしこれが上る時の正しい軸になります!
これができることでキッカーをストレスなく飛べる状態になります。

 

2.真上に飛べるカービングターン。

スノーボードでスピンをするにはきっかけが必要です。
エッジで下半身を固定することで上半身を捻ることができスピンが生まれます。
つまりエッジを使ってのターンが必要なのです。

 

しかし体を倒すだけのターんでは不安定です。
その場で体を直立させてターンするイメージをして見ましょう。
 
なんだか不安定ですよね??
直立姿勢のターンでは真上に飛ぼうとしてもお腹や背中から飛んでしまいます。

 

次に前側に倒したら上半身を起こして見ましよう。


 爪先立ちの姿勢にです。
この状態なら真上に飛べますね!

 

踵側は上半身をかぶせます。


 この状態も真上に飛ぶことができます。

 

もっと詳しく知りたい方はこちら

ターンを劇的に安定させる魔法の姿勢!

この姿勢ができることでターンしていても真上に飛べます!

 

3. 遠心力を感じるターン。

2のターン姿勢をとることでターンはある程度安定します。
しかしターンは長くなれば長いほど横に移動していきます。
真っ直ぐに進んでどちらかのエッジに乗る。
これだけでは横に移動して体はうちに倒れてしまいます…

 

そこで重要になるのが一つ前のターンになります。
反対に力を振っておくことで最後のターンがしやすくなります!

一旦反対方向に力を向けることで安定した姿勢になれるのです!
 
バックサイドであればヒールに乗ることで右方向への力が働きます
それを左方向へ行こうとするトーエッジの力で抑えてバランスをとることで
相反する力が安定感を生むのです。

遠心力を感じることでエッジの力、遠心力の力でバランスを取りやすくなります!


 

 

その場で2の姿勢で立ってさらに体を倒します。
そのときに近くにある椅子などに手を置きます。
 


椅子が遠心力の代わりです。
自分だけで立っている時よりもちろん安定感がありますよね??

 

この遠心力を使うことでさらに楽に『ライン』をとることができるようになります!

以上の3点を意識して練習することでスピンのしやすさは格段に上がります!
しっかりとマスターしてワンランクもツーランクも上の
トリックと格好良さを手に入れましょう!!

 

さらに高みを目指す方はこちらの記事をチェック!!

高回転の扉を開く最大のポイント!!