インタビュー

プロスノーボーダー大橋陸飛(16)| Season Support体験インタビュー

今回はキッズのインタビューです。
第2回Cow Dayのジャンプ部門で見事準優勝に輝き、海外のメディアからも注目されている大橋陸飛(おおはしりくと)くん15歳からインタビューを頂きました。
今やバックサイドダブルコーク1080を完璧にマスターし、JIBでもスピンイン、スピンアウトなど様々なトリックを成功させ、日本のトップライダーにまで成長した陸飛くんですが、実はJPS校長の阪西と出会う5年前までは3mぐらいのスモールキッカーで360が出来るぐらいのレベルでした。
なぜたった5年で360しか出来なかった少年が日本のトップライダーにまで成長できたのか?
阪西からどんなレッスンを受けたのかを詳しく語ってくれました。

JPS
日本のスノーボード界では小学生のころからコーチをつけて練習するといった習慣はないけれど陸飛くんはなぜ阪西のレッスンを小学5年生のときに受けようと思ったんですか?

陸飛くん
翔さんのレッスンを受けるようになったのは本当に偶然なんです。
小学校5年生の時に純粋に『スノーボードが上手くなりたい!』って一心でお母さんにお願いして夏休みに長野県の小布施クエスト(当時は小布施キングス)に連れていってもらいました。
そこでたまたまキッズのレッスンをしている翔さんに出会って、色々な偶然が重なり翔さんのレッスンを受けるようになりました。


様々な偶然が重なり阪西のレッスンを受けるようになったきっかけはこちらの記事で詳しく紹介しています。
プロスノーボーダー大橋陸飛(16)お母様の声 | Season Support体験インタビュー

JPS
実際に阪西のレッスンを受けてどうだった?すぐにうまくなった?

陸飛くん
初めて翔さんのレッスンを受けたのが小学校5年生の時でしたが、翔さんのアドバイスは小学校5年生の僕でも凄く分かりやすく、レッスンを受ける度に上手くなっていったことを覚えています。
僕は小学校5年生の夏休みに小布施クエストに行く前まではフロントサイド360(体を開く回転方向に1回転すること)が出来るぐらいのレベルでした。
だから小布施クエストに行ったらフロントサイド720が出来るようにしよう!ってひそかに目標を立てていました。
でも今までレッスンすら受けたことが無かったのでやり方も分からず、見よう見真似の自己流で練習をしていました。
全然、上手くならなくて行き詰っていました。
そんな時に偶然、翔さんのレッスンを受けるようになって、やり方を教えてもらって、そこからどんどん上手くなっていきました。
最終的にはフロントサイド720が完璧とまではいきませんが形になって小布施クエストでの合宿を終えることができました

キングスで阪西のレッスンを受ける陸飛くん。

JPS
阪西のレッスンをうけて何か変わったことはある?

陸飛くん
めちゃくちゃ変わりました。
スノーボードが上手くなったこともそうですが目標が持てるようになりました。
翔さんのレッスンを受ける前は目標とかは無くてただ純粋に『スノーボードが上手くなりたい』って思っていました。
でも翔さんのレッスンを小学校5年生の夏休みに受けて、その年のウィンターシーズンに『プロスノーボーダーになる』っていう目標が生まれました。
同時に世界を意識するようになりました。

小学6年の夏休みにはSho freestyle Academyのレッスン生としてニュージーランドへ


小学6年の11月にはアメリカのコロラドで技を磨きました。 このころからすでに『世界』を意識しています。

JPS
今や陸飛くんは日本トップレベルのスノーボーダーに成長し、さらに海外からも注目されているけれど、今でも阪西のレッスンは役にたっている?

陸飛くん
もちろん役に立っています。
スノーボードの技って360(1回転)でも1080(3回転)でも共通する動きがあって、翔さんは全ての技に対して活かせるレッスンをしてくれます。
例えばターンとかポジショニングですね。
そういうベーシックな部分は今でも役に立っています。
あとは技術面以外にもメンタル面でも役に立っているというか心の支えになっている言葉があります。
『自分は理想としている状態にすでにいる』って言葉です。
ちょっと無理をしてでも理想の自分を演じることで、気づいたらいつの間にかそれが理想ではなく当たり前になっているってことですね。
翔さんに言われた一言は何年経っても覚えていますし、今でも意識しています。

ターンやポジションといったスノーボードの土台がしっかりしているからこそ巨大なキッカーでも難易度の高い技を成功させることができます。中学2年生のときに挑んだ第2回Cow Dayではなみいるトップライダーをおさえ見事準優勝に輝く。

 

JPS
小学校5年生のときから阪西のレッスンを受けている陸飛くんからみて阪西のレッスンはどんな人にお勧めですか?

陸飛くん
大人、子供問わずキッカーやジブを始めたばかりの人ですね。
レッスンでしっかりと基礎さえ作ってしまえば、あとは自分でどう練習したらいいかがわかるようになります。
そうすれば、自分で修正点を発見できるようになるので、自主練でもグングン上達していくことができるんです!
さっきも言ったけど360(1回転)でも1080(3回転)でも共通している部分があって、その共通する部分さえ覚えてしまえば行き詰まることなくスムーズに上達していきます。
あとは上級者の人で行き詰っている人にもお勧めです。
翔さんはアドバイスの引き出しが多いから上級者には上級者が上達するために必要なレッスンをしてくれます。

JPS
では最後に今後の目標を教えてください。

陸飛くん
これはずーーーーーっと前から言っていることですがX Gamesで優勝です。
国内に止まることなく海外で活躍していきたいですね。
最近では2022年の北京オリンピックも視野に入れています。
そのためにも今年の冬(2017-18シーズン)はPSA(国内のプロスノーボーダーの大会)でシーズンを通しての総合チャンピオンを目指します。

 


14歳のときにオーストラリアのペリッシャースキーリゾートで撮影された動画。今や海外のメディアからも注目されている。

→陸飛くんのお母さんからもインタビューも届いています。
リクト君のお母さんのインタビューはこちらです

Season Support体験インタビュー | 山本由衣さん | 上達のきっかけを掴むために

今回はなかなか上達せずに悩んでいた山本由衣さんのSeason Supportの体験インタビューです。

キッカーでバックサイド360がなかなかできずに悩み続け、スノーボードを楽しめなくなっていた彼女がSeason Supportを通して得たものとは?上達することがどれだけ嬉しいものなのかを改めて教えてくれる、そんなインタビューです。

JPS
では最初にJPSのSeason Supportを受ける前の山本さんのレベルを簡単に教えてもらえますか?

山本さん
ストレートジャンプとバックサイド(背中方向の回転)180しかできませんでした。
先シーズン(2014-15)にバックサイド180をこれでもかっていうぐらいひたすら練習して出来るようになりました。

バックサイド180が出来るようになったのでその勢いでバックサイド360に何度も挑戦しましたが全く出来る気がしませんでした。
シーズン後半なんて何を練習すれば良いのかわからなくなっていたし、
最終的には

『私の限界はバックサイド180でバックサイド360は一生出来ない』

って諦めかけていました。
楽しくて始めたスノーボードのはずなのに、やりたいトリックがなかなか上手くいかないことで、正直滑っていても楽しくなくて、

『私スノーボード嫌いなんじゃないかなぁ、、、』

なんて思ったりすることもありました。

そんな状態で2014-15シーズンは終了してしまいました。
だから今年(2015-16)はまずは『楽しむこと』を一番に、その先にバックサイド360があると思っていました。

でも結局、2月からのJPS Season Support(レッスンが7回のコース)を受ける前まはバックサイド360は一度もメイク出来ず、成長なしって感じでした。またスノーボードを楽しめなくなっていました。

 


 Season Supportを受ける前の山本さん

 

JPS 
Season Supportのレッスンを受ける前はどんな気持ちでしたか?

山本さん
正直、めちゃくちゃ緊張していました。
マンツーマンレッスンで、しかもパーソナルコーチがHYWODの阪西翔さんでしょ。

有名な人に教えてもらうっていう緊張感と、今まで一度もレッスンを受けたことがないという緊張感、本当に緊張していました。
あとは『大丈夫かな?』って気持ちもありました。
 バックサイド180しかできない自分がレッスンについていけるか心配でした。


Season Supportの初回レッスンの様子。Season Supportでは初回レッスンはあえてスノーパークを使わずに斜度がゆるいコースで正しいターンやオーリーの練習を行います。まずはフリースタイルの土台となる部分を作りあげていきます。

 

JPS
『最短距離での上達』をレッスンテーマに掲げているJPSのSeason Supportですがレッスンを受ける前は自分がどれぐらい上達できると思いましたか?

山本さん
 バックサイド360ができたらいいな~って思っていました。
内心はバックサイド360、フロントサイド360の2方向の360が出来るようになりたいと思っていましたよ。

でもレッスン期間が2ヶ月でしょ?バックサイド180しか出来ない自分なので現実的に考えてバックサイド360がメイクできたら上出来だと思っていました。 

JPS
山本さんにはシーズンサポートのスタンダードコース(レッスンが7回)を受けて頂きましたが、自分の上達を感じ始めたのは何回目のレッスンですか?

山本さん
毎回色々な発見があって上達は感じていましたが、上達が形となって現れたのは3回目のレッスンの後ですね。
実は3回目のレッスンの後に自主練習でバックサイド360を初メイクしたんですよ!
JPSすげぇ~って思いました。

一時は一生出来ないって諦めていたバックサイド360がたった3回のレッスンで出来るようになったことに驚きました。

なにより、ものすごい達成感がありました。
最初に言いましたけど、最近は上達に行き詰っていてスノーボードが楽しくなくなっていた時期でした。
だからまずは『楽しもう』って心がけていました。

でもSeason Supportを受けてからはスノーボードを『楽しもう』じゃなくて『楽しい』に変わって、『ジャンプ楽しい』って心から思えるようになりました。

今まではバックサイド360をやるときは『やらなきゃ』って感じでしたけど、初メイしたときは『やりたい』って思えて、ジャンプしているときの感覚が凄くよくて『これは着れる!』て思いました。それが初メイクにつながりました。

 


『一生出来ない』と諦めかけていたバックサイド360の着地に見事成功

 

JPS
山本さんは最終的には2ヶ月でバックサイド360(背中方向に1回転)、フロントサイド360(お腹方向に1回転)、キャブ3(スイッチスタンスのフロントサイドスピン)の3方向の360をメイクしましたが、その上達ぶりについてはどうですか?

山本さん
自分でもびっくり!
こんなどんくさい自分でも出来るんだという喜びもありました!

あとは純粋にレッスンが楽しかったです。

ちょっと前までは

『自分の限界はバックサイド180』

なんて思っていましたが、今ではもっともっとうまくなりたいって思っています。

ちょっと話がそれてしまいますが、オフトレの取り組み方も変わりました。
今までもオフシーズンはキングスに通っていて、今年も通っていますが、今年からはキングスでも山を意識して練習をするようになりました。
今のは山ではメイクできない、今のは山でもメイクできるみたいに。


Season Support スタンダードコース(レッスン7回)の総集編。目標のバックサイド360に加えフロントサイド360、そしてキャブ360も習得しました。

 

JPS
自分の予想を遥かに上回る上達をみせた山本さんですが、ここまで上達できた一番の要因はなんですか?

山本さん
毎回、レッスンで翔君がビデオを撮ってくれたこと。
1本飛んでリフトの上で今のは何が悪かったのかを分かりやすく説明してくれたことですね。

ビデオで自分のすべりを確認して失敗の原因や成功のイメージを自分の目で確認できたことがすごく良かったです。
今までの練習は同じミスを繰り返す毎日だったけど、JPSの Season Supportのレッスンは一本、一本改善しながらの練習なのでものすごく濃い内容の練習が出来たことがここまで上達できた要因だと思います。

あ、あと1回目のレッスンですね!

JPS のSeason Supportの1回目のレッスンってパークを使わないでフリーランとグラトリをするじゃないですか?あれが凄く良かったです。
よくみんなに『フリーランが大切』って言われてきましたが、正直フリーランがパークライドにどうリンクしているのか今までは全く理解できませんでした。

でも翔君にフリーラン中の基本姿勢や地形での練習がパークライドにリンクしているということを教えてもらえたことが大きかったです。
フリーラン大切です(笑)!

1シーズンという長い時間をかけてレッスンを行うからこそできる正しいターンやオーリーといった基礎固めの練習。実は最初の段階で基礎を固めることがシーズン後半の上達速度を加速させます。

 

JPS
ではJPS のSeason Supportを受けていて一番良かったと思う点は?

山本さん
一人で滑っているとどうしても代わり映えない練習になってしまうけど、JPS のSeason Supportは毎回レッスンで課題を作ってくれて、その課題をクリアするための道筋を示してくれたことですね。

課題はレッスン中だけではなく自主練習をする際にも課題を作ってくれました。
常に上達するための課題が身近にあったことが良かったです。

JPS
定期的にレッスンを受けることについてはどう思いますか?

山本さん
私はレッスンを7回受けるコースでしたが、定期的に受けることは良いと思いました。
1回だと全部を習得するのは無理だと思います。

時間をかけて定期的にレッスンを受けることが実は上達の近道なのかもしれませんね。

7回のレッスンって聞くと長いと思う人もいると思います。
私もレッスンを受ける前は『7回、長いな~』って思っていました。
でもレッスンが始まると楽しくて7回なんてあっという間でした。

翔君が毎回、『今日は何がやりたい?』って聞いてくれて常にチャレンジの場を作ってくれるんです。
それが結果的に色々なトリックに挑戦するきっかけになって3方向の360のメイクにつながったと思います。
一人だったらキャブ360とか絶対にやらなかったとおもいます。
 

Japan Park Schoolがレッスンを行うHakuba47の47PARKS。1つのコースに最大で30アイテムが設置されている。色々なことにチャレンジできる環境もレッスン生の上達に一役かっている。

JPS
最後に実際にレッスンを受けた山本さんですが、JPS Season Supportというレッスンプログラムはどんな人にお勧めですか?

山本さん
これからパークを練習していきたい人ですね。
パーク初心者には本当にお勧めです。

私は一人で悩んで悩んで結構遠回りしてきました。
もっと早くこの近道を知っていれば…って今は思います。
この近道を知ってメイクする喜びやスノーボードの楽しさを一日でも早く味わってほしいですね。

あとは私と一緒で伸び悩んだり、練習に行き詰っている人。
是非、一度受けてもらいたいです。
絶対プラスに何かが変わると思いますよ!

今だから言えることがあるんです。それは、

『出来ないには原因がある』

ということ。

原因がわかれば練習に行き詰ることもなくなり効率よく上達できると思います。
上達する喜び、是非味わって下さい。

 

Season Support体験インタビュー | 裕光さん | 本当の上達を求めて

『プロスノーボーダーが見て格好良い』、そんなライディングを目指している裕光(ひろみつ)さんよりJapan Park SchoolのSeason Supportの体験インタビューを頂きました。
Japan Park Schoolとの出会いから今に至るまで、どんなレッスンを受け、どのようにして上達しているのかを詳しく説明してくれています。

JPS
では最初に裕光(ひろみつ)さんと翔君の出会いを教えて下さい。

裕光(ひろみつ)さん
翔君との最初の出会いはショップ経由です。

実は僕も昔、篭っていて(ウィンターシーズンにスキー場の近くに家をかりて生活すること)その時にお世話になっていたショップがたまたま翔君と同じだったんです。

でもそのころはただ挨拶する程度でしたよ。
コーチとしての翔君と付き合いが始まったのは神戸キングスからです。
当時、翔君は神戸キングスのスタッフとして働きながら実際に自分で滑り、スノーボード理論を確立している最中でした。
そして自分の体と経験で作り出したスノーボード理論を僕達に教えてくれていました。

          

JPS
初めて翔君のレッスン(JPS)を受けたときの感想は?

裕光(ひろみつ)さん
初めてのレッスンを受けたのは神戸キングスですが正直、神戸キングスでのことはあまり覚えていません。
でも逆にJapan Park Schoolとして初めて雪山でレッスンを受けた時のことは鮮明に覚えています。

翔君の雪山でのレッスンって最初はパークを使わないでターンやオーリーの練習をするんですけど、僕はキッカーの飛び方やジブの擦り方を教えてもらいたかったので内心は『キッカー飛びたいな~、これってパークライドに必要あるのかな~』って思っていました。
もキッカーでスピンをするようになった時にターンやオーリーの大切さを身をもって感じました。

キッカーでスピンをするときに重要なことはアプローチ(キッカーを飛ぶまでの助走)で狙った通りにターンをして、正しい姿勢でかまえて抜けるときにオーリーをする、これが出来ないとどんなに練習をしてもスピンはできません。
翔君は最初の時点で僕の成長や、やりたいことを理解して、それが出来るようにするために先回りしてレッスンをしてくれます。

最初の時点では『必要あるのかな~』って思っていたターンやオーリーが今では最初の時点で正しいターンやオーリーを教えてもらって良かったと思っています。
僕は毎シーズン、翔君のレッスンを受けていますが、今ではシーズン1発目のレッスンは僕からお願いしてパークは使わないでターンやオーリーのレッスンをお願いしています。

JPS
翔君のレッスンの特徴とは?

裕光(ひろみつ)さん
翔君のレッスンはより深く、より先を見据えて教えてくれます。

そのためアドバイスの難易度が高いですね。
僕は翔君のレッスンを受ける前はショップのキャンプなどに参加していました。
キャンプでは「前をみて飛びましょう」みたんにその場で身に付くワンポイントアドバイスがメインですが、翔君のアドバイスは言われてもすぐに出来ないこともあります。

アドバイスをもらって頭で理論を理解して、それを意識しながら自主練習して体に覚えこませて出来るようになります。
一見、遠回りに感じるかもしれませんが、翔君のレッスンは『このやり方はまちがいだった~』っていう後戻りがありません。

しかも、アドバイスを理解して習得したときは階段を2つも3つもとばして駆け上がっていく感じがあり、結果的に早く上達することができます。
翔君のレッスンはその場で上手くなることよりも、今後の上達を見据えて、滑りやオーリーの根本を体に覚えこませることを優先しています。
本当の上達に導いてくれるのが特徴だと思います。

JPS
JPSでは2015-16シーズンよりワンデイレッスンを完全に廃止しSeason Supportという1シーズンを通してレッスンプログラムを組み長い時間かけて行うレッスン方法をとっていますがそれについてどうおもう?

裕光(ひろみつ)さん
目的によると思いますが、例えばグラブをしなくてもいいのでとりあえず360を回したいって人でしたら1DAYレッスンでもいいと思います。

でも翔君の理論で本当の上達を手に入れたい人は1シーズンを通してレッスンを受けた方がいいですね。

先ほども言いましたが、翔君のアドバイスはちょっと難易度が高いです。
ワンデイレッスンでは吸収しきれません。
でも理解して理論を吸収できた時は一気に伸びます。

本当の上達という意味では僕は1シーズンを通してのレッスンの方がいいと思います。
僕はオフシーズンも翔君のレッスンを受けたくて富山キングスでレッスンをお願いしています。
できれば1シーズンと言わず、年間でレッスンを受けるのがいいと思いますよ。

JPS
Season Supportを受けていて一番記憶に残っているシーンは?

裕光(ひろみつ)さん
先シーズン(2016-17シーズン)が一番記憶に残っています。

そのシーズンに今までで翔君から教えてもらった理論が全部つながったんですよ!
スピンをする際に足場が作れるようになって、グッて踏み込めるようになりました。

結果、360の質が一気に上がってメイク率が急激に上がりました。
それを見た翔くんが「540もやってみましょう」って言ってくれて。

そしたらすぐに出来ちゃいました!
それが一番印象に残っているシーンですね。

JPS
実際にレッスンを受けた裕光(ひろみつ)さんですが、JPS Season Supportというレッスンプログラムはどんな人にお勧めですか?

裕光(ひろみつ)さん
プロになりたいひと、上を目指している人、伸び悩んでいる人には特にお勧めですね。

上を目指している人というのはプロを目指しているわけではないけれど、DVDのライダーのように格好良い滑りがしたい人や、ライダーがみても『あいつ格好良いな~』って思えてしまうような人ですね。
簡単に言ってしまえばゲレンデのヒーローになりたい人ってことかな!?

翔君はスーパーキッズを何人も育て上げているのでキッズに注目が行きがちですが、僕は大人の人に翔君のレッスンをお勧めしたいですね。
大人だってうまくなれるし、上達する喜びを味わうことができます。

JPS
最後に裕光(ひろみつ)さんにとってJPSとはどんな存在ですか?

裕光(ひろみつ)さん
上達の道筋を示してくれる、なくてはならないものですね!
ものすごく頼りにしています。
僕は間違いなく翔君の理論で上手くなっていますからね。

 

Season Support体験インタビュー | 奥村美咲さん | 挑戦する楽しさ

  2016-17seasonにJapan Park SchoolのSeason Supoortを受けて頂いた奥村美咲さんよりインタビューを頂きました。

Japan Park School設立当初からレッスンを受ている彼女だからこそ知っている『以前』のJapan Park Schoolと『今』のJapan Park School、そして女性ならではの視点でレッスンに対する興味深いご意見を頂きました。


JPS
美咲さんはJPS設立1年目からワンデイレッスンをうけて頂いていますが、最初にJPSのレッ
スンを受けようと思ったきっかけは何ですか?

美咲さん 
最初にJPSのレッスンを受けようと思ったのは地元のショップにあったJPSのチラシを見かけたのがきっかけです。
そのころの私は『もっとうまくなりたいな~、パークも入ってみたいな~』って思っていた時期で、丁度良い機会だと思ってレッスンに申し込みをしました。

スノーボードのフリースタイル(キッカーやジブ、ハーフパイプなど)ってスクールに入って教えてもらうという感じはあまりありませんよね?

友達に教えてもらったりすることが多いと思います。
でも私の場合は『とにかく上手くなりたい!』って思っていた時期でしたので、へんに友達に教えてもらうより、しっかりレッスンを受けたほうが上達の近道だと思ってレッスンをお願いしました。

最初のレッスンはすごく緊張しましたが、上達に必要なポイントをひとつひとつをしっかり教えてもらえたので、たった2時間のレッスンでしたがボックスがかなり上達したことを覚えています。

JPS
2016-17シーズンにJPSのSeason Supportレッスンプログラムを受けてみた率直な感想は?

美咲さん 
私は全部で7回のコースを受けました。
Season Supportの1回目のレッスンってパークに入らないでカービングやオーリーの練習をするんですけど『これってパークにどうつながってくるの?』って疑問に思っていました。

でもSeason Supportのレッスンが進んでいくうちに色々な場面で『ターンやオーリーって大切だ』って感じました。
特に大切だと感じたのがキッカーのアプローチですね。

私はSeason Supportを受ける前まではキッカーのアプローチは最後だけしっかりしていればいいと思っていました。
でもそれは間違いで、アプローチはスタートした時点から大切で、アプローチで自分が思った通りのターンをして、抜けのタイミングに合わせてオーリーをすることがキレイにジャンプをするポイントだと知りました。

1回目のレッスンで疑問に思っていたことがパークライドにつながった瞬間ですね。
私は今までフリーランはフリーランの練習が必要でパークはパークの練習が必要だと思っていました。
でも実はフリーランもパークも共通する部分ってたくさんあるんですよね。
Season Supportはそのことを教えてくれました。

今ではフリーランをしながらゲレンデに小枝が落ちていたら、そこをキッカーのリップにみたててターンを合わせてみたり、地形でオーリーをしてみたりとフリーランをしながらもパークを意識して滑るようになりました。

JPS
現在JPSはワンデイレッスンを完全に廃止してSeason Supportという1シーズンを通してレッスンプログラムを組み、長い時間かけてレッスンを行う方法をとっていますがそれについてはどう思いますか?

美咲さん
ぶっちゃけ言っちゃうと最初は驚きました。
値段がちょっと高いな~って思っていました。
でも先シーズン(2016-17シーズン)、Season Supportを1シーズン受けてみてスノーボードがものすごく楽しくなりました。

翔さんのレッスンってスノーボードが上達する本質的な部分を教えてくれるんですよ。
その本質的な部分ってワンデイレッスンで吸収して習得することは難しいと思います。
ワンデイレッスンだとジャンプの練習をしてジャンプができたらOKって感じですが、Season Supportはそうではありません。
ジャンプをするにはターンやオーリーが必要で、ターンやオーリーがキッカーにどう役立つのかを理解して練習します。
それを一日で吸収するのは無理だと思います。
本質を知って練習することで結果的に付け焼刃ではない本当の上達を手に入れることが出来ると思います。

JPS
Season Supportはレッスン以外にも動画を使ったふり返りや、気軽に悩みを相談できるスタッフがいますがその点はどうですか?

美咲さん
ものすごくありがたいです。
実は先シーズン(2016-17シーズン)、一時ジャンプの調子が悪くて落ち込んでいたときに、スタッフの人が面談してくれたんです。

『私、ジャンプ向いてないかも…』

って相談したらスタッフの人が

『プロだって苦労しているし、翔君だって当然、最初から上手かったわけではないんだよ。
今の翔君からは想像できないかもしれないけど、スノーボードを始めたばかりの翔君はキッカーでまっすぐ飛べずにランディングが無い部分におちたこともあるし、グラトリで逆エッジになってゲレンデに叩き付けられたこともあるんだよ』

って(笑)

凄く気が楽になってまた頑張ろうって思えました。
あと、レッスンの振り返り動画!
あれも凄く役にたっています。

私はレッスンが無いときの自主練習のときにスキー場に向かう車の中でよく見返していました。
自主練習前に上達のポイントを確認することで何を練習すればいいのかを明確にできます。

あとはレッスンの振り返り動画を携帯にデータとしていれているのですが、データが入っているだけで安心できるんです。
困ったときにすぐに見返せるっていう安心感ですね。

JPS
Season Supportを受けてスノーボードに対する考え方や周りの反応など何か変わったことはありましたか?

美咲さん
友人が私の上達ぶりに驚いていました。
久しぶりにあった友人とリフトに乗っているときに、ちょうど真横に6mぐらいのキッカーがあって『あれぐらいなら余裕だね』って何気なく言った一言に友人が驚いていました。
『美咲ちゃん、あんな大きなキッカー飛べるんだ!』みたいに。

自分ではあまり感じていませんでしたが、ちゃんと上達していました。
ちょっと嬉しかったです。
あと考え方とまでとはいきませんが、単純にスノーボードを楽しめるようになりました。
パークを上から下まで流して滑ることができたときは心のそこから『パーク、楽しい』って思いました。

JPS
実際にワンデイレッスンとSeason Supportの2つのレッスンを体験した美咲さんからみてワンデイレッスンとSeason Supportどちらがいいと思いますか?

美咲さん
ワンデイレッスンにはワンデイレッスンの良さがあってSeason SupportにはSeason Supportの良さがあります。
ただSeason Supportにしかできないことってたくさんあります。
先ほど話した本質を知って上達することもそうですが、それ以外にも色々なことにチャレンジさせてくれることですね。
私がレッスンを受けたHakuba47のスノーパークにはハーフパイプがあるのですが、以前までは『何が楽しいの?』って思っていました。
全く興味がありませんでしたので自分からハーフパイプに入ろうと思ったことはありませんでした。

でも翔君に
『ハーフパイプは大きなターンの延長なんだよ』
ってアドバイスをもらって、
正しいラインを教えてもらったらものすごく楽しくて!
今ではハーフパイプの順番待ちがもどかしいぐらいです(笑)。

もしSeason Supportを受けていなかったらハーフパイプの楽しさを知ることは無かったと思います。

JPS
では最後に実際にSeason Supportを受けた美咲さんですが、Season Supportというレッスンプログラムはどんな人にお勧めですか?

美咲さん
そうですね~、やっぱ女性にお勧めかな。
自分も最初はそうでしたがパークって『恐い』ってイメージがあって、一人だとなかなかトライできないと思います。

男性だったら一人でも勢いで突っ込んで色々なことにトライできるかもしれませんが、女性だとなかなかそうもいきません。
でもそれってすごくもったいないことなんです。
だってパークもちゃんと本質を教えてもらえば恐怖心もなく、ものすごく楽しくなります。
スノーボードを楽しむ幅もよりいっそう広がります。

せっかくスノーボードをしているならパークを入らないのはもったいないですよ(笑)。