今回はなかなか上達せずに悩んでいた山本由衣さんのSeason Supportの体験インタビューです。
キッカーでバックサイド360がなかなかできずに悩み続け、スノーボードを楽しめなくなっていた彼女がSeason Supportを通して得たものとは?上達することがどれだけ嬉しいものなのかを改めて教えてくれる、そんなインタビューです。
JPS
では最初にJPSのSeason Supportを受ける前の山本さんのレベルを簡単に教えてもらえますか?
山本さん
ストレートジャンプとバックサイド(背中方向の回転) 180しかできませんでした。
先シーズン(2014-15)にバックサイド180をこれでもかっていうぐらいひたすら練習して出来るようになりました。
バックサイド180が出来るようになったのでその勢いでバックサイド360に何度も挑戦しましたが全く出来る気がしませんでした。
シーズン後半なんて何を練習すれば良いのかわからなくなっていたし、 最終的には
『私の限界はバックサイド180でバックサイド360は一生出来ない』
って諦めかけていました。
楽しくて始めたスノーボードのはずなのに、やりたいトリックがなかなか上手くいかないことで、正直滑っていても楽しくなくて、
『私スノーボード嫌いなんじゃないかなぁ、、、』
なんて思ったりすることもありました。
そんな状態で2014-15シーズンは終了してしまいました。
だから今年(2015-16)はまずは『楽しむこと』を一番に、その先にバックサイド360があると思っていました。
でも結局、2月からのJPS Season Support(レッスンが7回のコース)を受ける前まはバックサイド360は一度もメイク出来ず、成長なしって感じでした。またスノーボードを楽しめなくなっていました。
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Season Supportを受ける前の山本さん
JPS
Season Supportの レッスンを受ける前はどんな気持ちでしたか?
山本さん
正直、めちゃくちゃ緊張していました。
マンツーマンレッスンで、しかもパーソナルコーチがHYWODの阪西翔さんでしょ。
有名な人に教えてもらうっていう緊張感と、今まで一度もレッスンを受けたことがないという緊張感、本当に緊張していました。
あとは『大丈夫かな?』って気持ちもありました。
バックサイド180しかできない自分がレッスンについていけるか心配でした。
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Season Supportの初回レッスンの様子。Season Supportでは初回レッスンはあえてスノーパークを使わずに斜度がゆるいコースで正しいターンやオーリーの練習を行います。まずはフリースタイルの土台となる部分を作りあげていきます。
JPS
『最短距離での上達』をレッスンテーマに掲げているJPSのSeason Supportですがレッスンを受ける前は自分がどれぐらい上達できると思いましたか?
山本さん
バックサイド360ができたらいいな~って思っていました。
内心はバックサイド360、フロントサイド360の2方向の360が出来るようになりたいと思っていましたよ。
でもレッスン期間が2ヶ月でしょ? バックサイド180しか出来ない自分なので現実的に考えてバックサイド360がメイクできたら上出来だと思っていました。
JPS
山本さんにはシーズンサポートのスタンダードコース(レッスンが7回)を受けて頂きましたが、自分の上達を感じ始めたのは何回目のレッスンですか?
山本さん
毎回色々な発見があって上達は感じていましたが、上達が形となって現れたのは3回目のレッスンの後ですね。
実は3回目のレッスンの後に自主練習でバックサイド360を初メイクしたんですよ!
JPSすげぇ~って思いました。
一時は一生出来ないって諦めていたバックサイド360がたった3回のレッスンで出来るようになったことに驚きました。
なにより、ものすごい達成感がありました。
最初に言いましたけど、最近は上達に行き詰っていてスノーボードが楽しくなくなっていた時期でした。
だからまずは『楽しもう』って心がけていました。
でもSeason Supportを受けてからはスノーボードを『楽しもう』じゃなくて『楽しい』に変わって、『ジャンプ楽しい』って心から思えるようになりました。
今まではバックサイド360をやるときは『やらなきゃ』って感じでしたけど、初メイしたときは『やりたい』って思えて、ジャンプしているときの感覚が凄くよくて『これは着れる!』て思いました。それが初メイクにつながりました。
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『一生出来ない』と諦めかけていたバックサイド360の着地に見事成功
JPS
山本さんは最終的には2ヶ月でバックサイド360(背中方向に1回転)、フロントサイド360(お腹方向に1回転)、キャブ3(スイッチスタンスのフロントサイドスピン)の3方向の360をメイクしましたが、その上達ぶりについてはどうですか?
山本さん
自分でもびっくり!
こんなどんくさい自分でも出来るんだという喜びもありました!
あとは純粋にレッスンが楽しかったです。
ちょっと前までは
『自分の限界はバックサイド180』
なんて思っていましたが、今ではもっともっとうまくなりたいって思っています。
ちょっと話がそれてしまいますが、オフトレの取り組み方も変わりました。
今までもオフシーズンはキングスに通っていて、今年も通っていますが、今年からはキングスでも山を意識して練習をするようになりました。
今のは山ではメイクできない、今のは山でもメイクできるみたいに。
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Season Support スタンダードコース(レッスン7回)の総集編。目標のバックサイド360に加えフロントサイド360、そしてキャブ360も習得しました。
JPS
自分の予想を遥かに上回る上達をみせた山本さんですが、ここまで上達できた一番の要因はなんですか?
山本さん
毎回、レッスンで翔君がビデオを撮ってくれたこと。
1本飛んでリフトの上で今のは何が悪かったのかを分かりやすく説明してくれたことですね。
ビデオで自分のすべりを確認して失敗の原因や成功のイメージを自分の目で確認できたことがすごく良かったです。
今までの練習は同じミスを繰り返す毎日だったけど、JPSの Season Supportのレッスンは一本、一本改善しながらの練習なのでものすごく濃い内容の練習が出来たことがここまで上達できた要因だと思います。
あ、あと1回目のレッスンですね!
JPS のSeason Supportの1回目のレッスンってパークを使わないでフリーランとグラトリをするじゃないですか?あれが凄く良かったです。
よくみんなに『フリーランが大切』って言われてきましたが、正直フリーランがパークライドにどうリンクしているのか今までは全く理解できませんでした。
でも翔君にフリーラン中の基本姿勢や地形での練習がパークライドにリンクしているということを教えてもらえたことが大きかったです。
フリーラン大切です(笑)!
1シーズンという長い時間をかけてレッスンを行うからこそできる正しいターンやオーリーといった基礎固めの練習。実は最初の段階で基礎を固めることがシーズン後半の上達速度を加速させます。
JPS
ではJPS のSeason Supportを受けていて一番良かったと思う点は?
山本さん
一人で滑っているとどうしても代わり映えない練習になってしまうけど、JPS のSeason Supportは毎回レッスンで課題を作ってくれて、その課題をクリアするための道筋を示してくれたことですね。
課題はレッスン中だけではなく自主練習をする際にも課題を作ってくれました。
常に上達するための課題が身近にあったことが良かったです。
JPS
定期的にレッスンを受けることについてはどう思いますか?
山本さん
私はレッスンを7回受けるコースでしたが、定期的に受けることは良いと思いました。
1回だと全部を習得するのは無理だと思います。
時間をかけて定期的にレッスンを受けることが実は上達の近道なのかもしれませんね。
7回のレッスンって聞くと長いと思う人もいると思います。
私もレッスンを受ける前は『7回、長いな~』って思っていました。
でもレッスンが始まると楽しくて7回なんてあっという間でした。
翔君が毎回、『今日は何がやりたい?』って聞いてくれて常にチャレンジの場を作ってくれるんです。
それが結果的に色々なトリックに挑戦するきっかけになって3方向の360のメイクにつながったと思います。
一人だったらキャブ360とか絶対にやらなかったとおもいます。
Japan Park Schoolがレッスンを行うHakuba47の47PARKS。1つのコースに最大で30アイテムが設置されている。色々なことにチャレンジできる環境もレッスン生の上達に一役かっている。
JPS
最後に実際にレッスンを受けた山本さんですが、JPS Season Supportというレッスンプログラムはどんな人にお勧めですか?
山本さん
これからパークを練習していきたい人ですね。
パーク初心者には本当にお勧めです。
私は一人で悩んで悩んで結構遠回りしてきました。
もっと早くこの近道を知っていれば…って今は思います。
この近道を知ってメイクする喜びやスノーボードの楽しさを一日でも早く味わってほしいですね。
あとは私と一緒で伸び悩んだり、練習に行き詰っている人。
是非、一度受けてもらいたいです。
絶対プラスに何かが変わると思いますよ!
今だから言えることがあるんです。それは、
『出来ないには原因がある』
ということ。
原因がわかれば練習に行き詰ることもなくなり効率よく上達できると思います。
上達する喜び、是非味わって下さい。