今回は
スノーボードのオフトレで筋トレをする前に
知っておくととても役に立つ人間の体のお話です。
オフトレで筋トレをしたいと思っている人って
結構多いのでは?
しかし、
問題はこれです。
実際問題、
僕もオフトレで筋トレをしようと思った時、
最初にぶち当たった問題です。
やる気があっても何をすればいいのかわからない…。
何をすればいいのかわからないって状況で
本気で頑張るなんて無理…!
モチベーションが全く上がりません。
逆にやることがハッキリしていると
モチベーションの上がり方が全然違います!
この筋トレを半年間頑張ったら体幹が強くなって
キレのあるターンができるようになるぞ!
『やったるぞ!』
強いモチベーションがあれば
『継続』⇒『体の進化』⇒『スノーボードの上達』
という結果につながります。
と、いうことで
今回はオフトレで筋トレをする上で
正しい方向を指し示す為の人間の体の
構造についてです。
筋トレの頑張る方向を知ることで
モチベーションを上げ、
来シーズンのみなさんのスノーボードライフを
もっともっと 良いものにしてください!
構造的なトレーニングと
機能的なトレーニング
さて筋トレをおおまかに分けると
この2つに分けることができます。
①構造的なトレーニング
②機能的なトレーニング
構造的なトレーニングとは
関節や内臓のポジションを正常な位置に戻して
持っている筋肉の力を最大限に
発揮できるようにするトレーニングのことです。
体幹を例に構造的なトレーニングをあげると
ドローインやブリッジング、ヒップリフトなどです。一方、
機能的トレーニングとは
体を動かす筋肉を強くする
トレーニングのことです。
こちらも体幹を例に機能的なトレーニングを紹介すると
みなさんがイメージする腹筋運動がまさに
それにあたります。
筋トレは構造的なトレーニングから!
さて今回の記事の結論となってしまいますが、
筋トレは構造的なトレーニングから始めることを
おすすめします!
なぜならみなさんの体は日常生活において
『姿勢不良』という状態に陥っているからです。
この姿勢不良の状態で機能的なトレーニングで
体を動かす為の筋肉を強くしても
筋力を100%発揮することは
不可能なんです。
なぜか…???
姿勢不良の状態を家で例えると
すごくイメージがしやすいと思います。
姿勢不良とは
簡単に言ってしまえば家がゆがんで
窓がきっちり閉まらない 状態です。
一方で機能的なトレーニングは家にある
エアコンだと思って下さい。
もし窓が閉まりきっていない状態(姿勢不良)で
暖房(機能的なトレーニング)をつけても
部屋はなかなか暖かくなりません。
暖房をガンガンたいても
窓が閉まっていないので部屋の暖まり方は
非効率的です。
家を効率良く暖かくするには
暖房(機能的なトレーニング)を強くするより
最初に窓のゆがみ(姿勢不良)を直すことです。
このようにまずは
構造的なトレーニングで姿勢不良を改善して
自分の筋力を100%発揮できる状態を作るということが
筋トレをする上でとても大切になってきます。
構造的トレーニング:まずは体幹から!
構造的なトレーニングと言っても
上半身や下半身、体幹部など様々ですが
スノーボードをする上では体幹部から始めるのが
良いと思います。
体幹と聞くと
『体幹=姿勢が良くなる=姿勢不良の改善』
というイメージが あると思います。
確かに体幹は姿勢不良の改善も期待できますが、
体幹の役割は実はそれだけではありません。
そもそも人間は重力に対して
二本の足で立ち、その状態をキープすることが
基本となります。
その時に必ず『抗重力筋』という筋群が働きます。
この抗重力筋には体幹部分が含まれています。
つまり体幹を鍛えることで姿勢を改善しながら
二本の足で安定して
動作ができるようになります。
体幹は姿勢不良改正&安定した姿勢を
キープするというとても重要な役割を果たします。
オフトレで
どんなトレーニングから始めればいいのか? と
モヤモヤしていたらまずは体幹部から
始めてみて下さい。
では今回はここまで。
次回からはオフシーズンの筋トレをテーマに
構造的なトレーニングにスポットを当て、
スノーボードに特化したトレーニングを
シリーズにしながら紹介していきます。
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