【キングスではできるけど雪山ではできない】 2つの原因と対策

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回はキングスでは出来るトリックが
スキー場のキッカーになると出来なくなる…、
その原因と対策について書いていこうと思います。

 

キングスとは日本発のジャンプ専用施設のことです。

 

アプローチ部分にプラスチックブラシを敷き、
着地部分はエアマットとなっており
安全にジャンプの練習をすることできます。

最近ではオフ期間にキングスで
新しいトリックを練習して、
シーズン中にその新しいトリックを
スキー場のキッカーで試すといった練習方法が
流行っています。

 

しかし、
キングスに通うみんなの共通の悩みがコレです。

 

『キングスでちゃんと出来た技が
雪山だと出来ない』

通称:キングス病

 

なぜか…???

 

そこにはいくつか原因があります。

 

そして、
対策もあります。

 

ちょっとしたことを意識するだけで
キングス病を回避することができ、
スキー場のキッカーで
新しいトリックを成功させることができます。

キングス病の原因① 恐怖心

当たり前と言えば当たり前ですが、
キングスとスキー場のキッカーの一番の違いは
なんといってもランディングです。

 

『雪かマットか』

 

実はこれがキングスで出来た技が
スキー場のキッカーで出来ない
一番の理由です。

 

ランディングがマットであれば
もし失敗しても怪我のリスクが限りなく0に近く、
そのため思い切って技を仕掛けることが出来ます。

 

しかし、
ランディングが雪になると
失敗は怪我につながり
1シーズンを棒に振ってしまう可能性が出てきます。

そうなると
恐怖心が芽生えイメージ通り体を
動かすことができなくなります。

 

結果的に恐怖心が原因で技の成功率は
大幅に低下してしまいます。

キングス病の原因② アプローチ

キングスのアプローチは
サマースノーと言われる緑いろのプラスチック製の
ブラシが敷き詰められています。

 

そのためアプローチは毎日同じスピードで、
尚且つ、リップも常に一定の硬さでコンディションが
変化することはありません。

 

練習環境が一定なので
キングスは反復練習をするには最高の環境

 

ですが!!!

 

スキー場のキッカーはそうはいきません。

 

雪質によってアプローチのスピードは
毎日違います。

 

気温が高くなればリップは当然、柔らかくなります。

 

極端に言えばこのキッカーと

 

このキッカー

上の写真のキッカーはリップも硬そうで
アプローチも板が走りそうです。

 

一方、下の写真のキッカーは
見るからにリップやわらかそうで
雪も茶色く汚れており、
板がつまりそうです。

 

上の写真のキッカーであれば
強いエッジングでも板がリップに刺さることはなく
スピンをすることができます。

 

しかし、下の写真のキッカーで
エッジを強くかけると板が雪に刺さり、
抜けのタイミングが合わなかったり、
ポジションがずれてあらぬ方向へ飛んでいってしまう
 可能性があります。

 

環境の変化に対応できないと
キングスで出来ていた技が
出来なくなるということもよくあることです。

対策① 恐怖心を打ち消すには???

スキー場のキッカーで新しい技に挑戦するときは
たとえトップライダーであっても恐怖心はあります。

 

では恐怖心を打ち消すにはどうすればいいのか?

 

それは着地がマットであっても
着地が雪だと思って練習すること、
これに尽きると思います!

 

空中で着地がうまくできない体勢になっても
板が先にランディングにつく事を常に意識します。

 

こんな感じに

 

要は失敗しても怪我をしない練習

 

失敗しても怪我はしないだろうという
心のゆとりが恐怖心を和らげる手伝いをしてくれます。

 

この練習は次にキングスに行ったときに
すぐに始めることが出来ます。

 

是非いつもの練習にプラスして
『失敗しても怪我をしない練習』を
取り入れてみて下さい。

対策② アプローチのラインを見直す

キングスのアプローチはプラスチック製の
ブラシで出来ているため どんなに
強くエッジをかけてもエッジがブラシに刺さって
ポジションが崩れるなんてことはありません。

 

そのせいか、
キングスではスピンの回転数を上げたいときは
アプローチのラインはあまり考えずに
思いっきりエッジを使って
回転数を上げることが可能です。

 

確かに強いエッジングはスピンの回転数を上げる
手助けをしてくれます。

 

し!か!し!

 

スキー場のキッカーでは
そもいきません。

強すぎるエッジングはリップにエッジ刺り、
ポジションが崩れ、トリックが決まらなくなります。

 

こんな感じにポジションが崩れてしまいます。

ではどうすればいいのか?

 

まずは自分のアプローチラインを見直してみましょう。

 

アプローチで無理にエッジを使って
ターンをするのではなく
ゲレンデで
ターンをするときみたいにエッジがずれない
カービングターンをイメージします。

キレイにターンを描ける時は
自分でエッジを刺してターンするというよりは
エッジが勝手に刺さっていくという感覚に
近いと思います。

 

逆に無理にターンしようとしてエッジを使いすぎると
エッジがゲレンデに刺さり板が埋まってしまったり、
エッジが抜けたりして
身体が内や外に倒れてしまいます。

 

キングスのアプローチでも
ゲレンデでターンをしているときと同じ感覚で
ラインを描き、ターンの遠心力でエッジに乗り、
正しい姿勢をキープします。

 

そうすることで
リップが硬くても、柔らかくても関係なく
キングスで出来ていたトリックをそのまま
スキー場のキッカーで実現させることができます。

 

キングスの練習でも
常に雪の上を滑っている感覚で練習を重ねることで
恐怖心を克服したり、
環境の変化に対応できるようになりますよ!

 

では今回はここまで!

 

キッカーのラインどりについてもう一歩
踏み込んだ知識がほしい方はこちらの記事も
一緒にどうぞ!

ほとんどの人が勘違いしているラインのポイント!

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