怪我

Youtubeや教本の恐怖 〜だから独学は危険〜

JPSの意識高い系スタッフ、濱口です!笑

 

上達に向けて必要な正しい考え方を

ご紹介して行きたいと思います。

 

意識すべきことを一つや二つ変えるだけで、

飲み込みの早さや上達のスピードがガッツリ

変わって行くので、

 

騙されたと思って意識を変えてみて下さいね!

 

今日は、

人から学ぶことの重要性

ついてお話しします。

 

 

スノーボードって、仲間とわいわいやりながら

パークを回すのってすごく楽しいですよね!

 

ジャンプ飛んで、あーでもない、こーでもない。

 

ここはこうした方がいいんじゃない?

で飛んで、また試して…。

 

仲間と上達していけるのは、

スノーボードの大きな醍醐味だと思います。

 

でもまさか、

友達とわいわいして

Youtube見たり、教本読んで、その上で

探り探りでやってるだけ…

 

 

なんてことはないですよね…?

今日は、

 

独学がいかに危険で、

一方で長期的に考えて人から学ぶことで

スノーボードを楽しめる度合いも何百倍も

上がるんだよ

 

 

ということについて

お話ししていきたいと思います。

 

 

人が成長する手段はこれだけ

 

スノーボードで上達して

いろんな技を身につけて行く方法は、

大きく分けて2種類あります。

それは、

 

独学

人から学ぶ

 

この2つだけ。

これをさらに分けると、

 

独学

・完全に一から独学

・教本や動画などを参考にしながら一人で実践

 

人から学ぶ

・教本や動画などを参考にしている人から学ぶ

・仲間と指摘し合う

・解釈の部分から直接人に指導を受ける

 

こう分けられます。

 

 

 

 

本当に知りたい情報は表面にない

 

ここに関しては翔くんじゃなく、

一般のスノーボーダーとしてずっと

生きてきた僕だからこそ、

よりわかる部分ではないかな、と思います。

 

僕は大学時代から本格的にスノーボードを始めて、

4年間毎年山に籠って滑っていた、

よくいる普通のスノーボーダーでした。

 

 

もちろん、独学。

いろんなスノーボード雑誌を読み漁り、特典のDVDや

教本を買ったり、Youtubeに乗っているHow to 動画を

片っ端から見て、何度も試しながら、

 

これでいいのかな〜?みたいな感じで、

当時は仲間たちと滑っていました。

 

でもその結果、肩を骨折したり、

左膝の前十字靭帯を断裂したり。

 

社会人にもなるタイミングだったため、

スノーボードを一時期はやめることを

考えていました。

 

 

スノーボードからはやはり好きで離れられず1年後、

山に戻った時に感じたのは、

 

『もう、何を信じたらいいのかわからない』

 

こう思うしかありませんでした。

 

今までは一方的に情報を浴びるだけで試しはしますが、

その動きを自分が正しく出来ているのかも、

確認ができない。

 

そりゃあ迷いますし、グルグル同じところを

行ったり来たりしますよね。

 

結果的に怪我した後の僕は、トラウマのあまり恐怖で

ポコジャンでもオーリーすらかけられなくなり、

スピンやグラブももちろんできず、着地で足が

ガクガクに震えるようになってしまいました。。。

 

 

確かに、世の中にいい教材や動画はたくさんありますし、

ちゃんと飛べる人がわかる人が見れば、わかります。

 

あー、このこと言ってるよね。って。

しかし一方的なので、100%自分の中に

入ってくることはありません

 

大抵深く理解はできてない状態で聞くので、

本当はもっと深いニュアンスで理解して

欲しいのに、受け取れない。

 

 

これは、しょうがないと思います。

 

だからこそ、人からスノーボードを学び、

その伝わり方をすり合わせる、

 

つまり『解釈』という深い部分を

先人の解釈に合わせていくことが必須になります。

 

 

独学で成長することは、

よほど才能がある人でない限り、難しいでしょう。

 

本当に得たい情報は、簡単には手に入らない。

 

理解するには、何度も理解のズレを修正して、

その先に見えてくるのです。

 

 

人から学び、解釈をすり合わせる

 

日本では、そこまでスノーボードって

学ぶ習慣がないのかな、と思います。

 

高校や大学とかで始めて、ハマったりして、

そこから仲のいい人たちと滑りに行く。

それがもちろん一番楽しい。

 

そもそもスノーボードってスポーツ自体が

楽しすぎる。

 

だから、しょうがない部分もあります。

 

ただそれによって、身体の芯まで癖が

ついてい変えられなくなったり、

勘違いしたまま飛び続けて、結果的に

後まで残るような、大きな怪我をしてしまう。

 

そういう人が増えてしまっています。

 

 

翔くんに出会う前の僕もそうでしたが、

カービングからキッカーまで、必ず抑えておくべき

正しい滑り方、飛び方ができていない。

 

なかなか正しい解釈ができていない。

 

そんな方が多いと感じます。

 

僕も、初めてスノーボードをしてからは

ずっと滑りを教えてくれる人は

いませんでした。

 

しかし、それでも自分はある程度滑れていると

勘違いしていて、その状態でインストラクターの

検定を受けて見事落ちまくりました。

 

そこで意を決して初めて動画を撮り、

アドバイスを受け、あまりの自分の滑りの汚さに

驚愕しました。

 

しかもすでにスノーボードを始めてから

何年も経っていたので、

そこから染み付いた滑りを修正するのは

本当に時間がかかりました。

 

 

キッカーも同じです。

 

ライン取り、空中姿勢などを独学でやると、

必ずと言っていいほど変な癖がつきます。

 

どんなに完璧で詳細な教本やマニュアルがあろうと、

5%の人しか結果が出ないと言われています。

 

その5%も、もちろん誰かから学ぶよりも

成長のスピードは遅くなります。

 

たったの5%しか成長することが

できないということは、

想像以上に大きな違いがあります。

 

これは何かのスキルや力を習得するときの

歩んでいく道のりのイメージです。

 

右が、独学で学んだ場合。

 

左が、人から学んだ場合。

 

左の↑が最速かつ効率的な成長が

できているとすれば、

 

人から学んだ場合、先生、コーチ、指導者がいれば

成功への道筋をちゃんと理解しているので、

間違っていたらすぐに修正してもらえて

道を外れても戻してもらえる。

 

なので、により近い状態で成長していくことができます。

 

 

一方、独学で学んだ場合。

 

正解がわからず、目標も見えず、

行ったり来たりして失敗を繰り返し、

右往左往しながらどうにかしてゴールに

たどり着きます。

 

いや、むしろほぼほぼゴールにはたどり着かないです。

成長しても伸び代も限界があります。

 

 

これが、独学と人から学ぶことの明確な差です。

 

イラストでイメージしてみることで、

尋常じゃなくその差がでかいことが目で見て

ハッキリとわかるのではないでしょうか。

 

人から学ぶことの大切さと重要性を

理解してもらえたでしょうか。

 

あなたも明日にでも、早い段階で人から

学ぶことを強くオススメします。

 

 

先生をつけることを当然と思え

 

先生・指導者をつける。

本当に好きなことであれば、先人から教わるのは

当然ですよね。

 

例えば、ある少年がいるとします。

 

彼は野球選手になろうと毎日河原の土手で

ボールを投げています。

 

 

僕が野球好きなの?と聞くと、彼は

 

「うん!Youtubeで毎日ダルビッシュの

ピッチングを見てここで練習してるんだ!

メジャーリーグに行くために頑張ってるの!

 

と言う。

 

そうなんだ、すごいねー!

 

と、僕もとりあえずは言うだろう。

 

でももしあなたが本当にその子のことを

思っているのなら、

 

「○○くん、君は将来のことも考えて、

ちゃんと野球のチームに入って練習方法とか

正しいピッチングのフォームを教わって行った方が

何百倍もの確率でメジャーの道に近づけるよ!」

 

と言ってあげるでしょう。

でも、これと全く同じことがほとんどの

スノーボーダーで起きています。

 

 

ただし、1日で全てを得ようとしないこと。

一回教わってみよう、とは言いますが、

僕は一回のレッスンじゃ本当にその道、その教えが

自分の血肉になっているかがわからないのです。

 

定期的に、その道を通ってきた先人から

アドバイスを受けること。

 

これにより、あなたの間違った認識を正し、

一番早い上達のレールに乗せてくれるのです。

 

何度か教えてもらえば、正しい滑りが

どういうものかが自分の中に

落とし込むことができます。

 

そこからはひたすら動画を撮って、

実際に滑りに落とし込んでいく。

 

そしてまたわからなければ教えてもらう。

 

これの繰り返しです。

 

 

 

例えば、あなたが今まで何度やっても

出来なかった360°があるとします。

 

しかし、あなたのジャンプを見れば、

ちゃんとしたイントラや上級者であれば

あなたが立ち止まっている原因に1回の

ジャンプで気づくことができます。

 

その原因を説明して気付きを与え、

正そうとすれば、絶対に修正できます。

 

ただし、中には滑れないときの『できない』

その人の解釈や感覚をわかってあげられず、

押し付けになったり、適格なアドバイスが

できない、という先生もいます。

 

大切なのは、あなたのできない気持ちや

できない原因をわかってあげられて

共感できる人や、その人に合わせた力の

つけ方を提案できる人を見つけること。

 

あなたに合う師匠が見つかれば、

その師匠に引っ張られるかのように

ぐんぐん上達をすることができます!

 

 

え~でもお金かかるし…

 

なんて思う方もいると思います。

 

僕も人から教わるのを避けていましたが、

実際に教わって、本当に人生が変わったと

思ってます。

 

まず騙されたと思って受けてみるといいですよ!

 

1か月山で滑るよりも、2日、3日ほど

高くても授業料を払い、上手い人に教わった方が

結果的には早く上達できるし、そこで学んだことは

あなたの中に一生残り続けるため、

 

間違いなく結果的にはお得だし、

時間もかからないのです!

 

しかも上達して新しいトリックも身につけられるので、

スノーボードももっともっと情熱持って楽しむ

こともできるでしょう。

 

 

 

終わりに

 

最初は滑りながら近くでレッスンの様子を

見るだけでもいいかもしれません。

 

シーズン中もオフシーズン中も色々な施設で

レッスンをやっているので、

ぜひ参加してみましょう!

 

ものは試し!

 

あなたのスキルを伸ばしたいのであれば、

意を決して動くことも大切ですよ!

 

 

今回の記事を踏まえて、あなたにも

やってもらいたいワークがあります。それは、

 

今までのあなたが色んな分野で

どんな人に指導してもらったか、

そしてそれは結局あなたにとって、

彼によってどんな知識を得たか。

 

例えばこれは、親でもいいかもしれません

 

親はあなたに言葉や常識など色んなことを

伝え、教わって来たでしょう。

 

このワークを通じて、自分がどれだけ先に

進んでいる先人達から支えられているか。

 

その素晴らしさと重要性に気づけるんじゃ

ないかと思います。

 

世の中のあらゆる成功者ですら、

指導者や環境なくして成長できた人はいません。

 

どんな成功者にも、コーチやメンターなど

指導者がいて、学んできた師匠がいる。

 

ぜひあなたも1シーズンからでもいいので、

しっかりと人から学ぶことをして見てください。

 

あなたの今の悩みを打ち砕いて、

成長させてくれるでしょう。

 

【体育会的な考えはするな!?】キッカーで怪我しなくなる方法

ノーボードをする上で、

常につきまとう最大の危機。

 

それは、怪我。

 

photo credit: iwona_kellie via photopin cc

 

キッカーは危険なスポーツではあるため、

ある程度の怪我をしてしまうのは

仕方がないことではありますが、

 

大けがや治りにくい怪我、

仕事や私生活に避けたいですよね。

 

今日は、キッカーで怪我をしないためには

どんなことを気をつけなければならないかについて、

考え方や心の状態、身体の状態の両方から

アプローチしてご説明ししたいと思います。

 

スノーボードで怪我してしまった。

危ない飛びかたをしてヒヤヒヤしたことがある。

キッカーをまだ始めたばかりで全然わからない。

 

そんな方は必ず見ていただきたい記事になります。

 

もし、ここで記事を読んでスノーボードに対する

向き合い方を変えなければ、

 

あなたは一生怪我する癖が治らず、

大小の怪我を繰り返し続けるでしょう。

 

社会人であればそれにより仕事に支障がでて、

「スノーボードやジャンプなんて

危ないからもう一生やるな」

と言われてしまい、

 

本当に大好きなスノーボードができず、

肩身も狭くなり我慢を一生強いられることに…。

 

 

学生でも、親からスノーボードに行くことを

反対されてしまったり、

 

気持ちが折れたりして

スノーボードが嫌いになり、

途中で諦めてしまうかもしれません。

 

そんなことにならないためにも、

今日の記事はキッカーを飛ぶ人は

必ず見ることが望ましいでしょう。

 

正しい意識を持っておいてもらうことで、

怪我のリスクが何倍も減ります。

 

そして長く、楽しくスノーボードを楽しみ、

最終的にたどり着けるスノーボードのレベルも、

高いレベルでスノーボードをし続けることも

できるようになるでしょう。

 

それにあたってまず、

少し反社会的と言いますか、

世間的に常識を逸したことを言いたいと思います。

 

スノーボードは、適度に頑張れ。

 

 

日本の体育会文化の中で育ってきた人は

言うかもしれません。

 

『はぁ?何言っちゃってるの?』

 

『そんなんじゃ上手くなれない』

 

甘いです。

 

スノーボードは、一昔前のような

時代の体育会指導的な考え方では上達しません。

 

いかに効率的に、無理をせず、怪我なくやるか。

 

これが大切です。

 

瞬間的な力を問われ、

瞬間的な衝撃が伴うのがキッカー。

 

 

だからこそ怪我をしやすい。

 

そして大きな衝撃を伴えば、

必然的に怪我の度合いも大きくなります。

 

シーズンを棒に振ったり、

ずっと怪我を抱えながら滑ることになったり。

 

 

そんなことになれば、どんどん上達が遅れます。

 

着実に上達する、

という観点で怪我は百害あって一利なし。

それに怪我をすると、楽しくないです。

 

病院行くお金もかかるし、

大好きなスノーボードができない。

 

そんなことになるのは嫌でしょう。

 

スノーボードは、

お世辞にもサッカーや野球のように

毎日できるスポーツではありません。

 

オフトレ施設ができてきたとはいえ、

毎日できるような環境がないのですから。

 

そのため、普段使っていない筋肉を

突然無理に動かすと、思わぬ怪我に繋がります。

 

少しでも、疲れていると感じる。

足の張りがある。

変な転び方をした時。

 

こんな時は、一度休む!

もしくはその日は飛ぶのをやめる!

 

 

 

スノーボード旅行の宿泊先で毎晩のように

酒を飲んでワーワーしてもいいです。

 

それもスノーボーダーの醍醐味のうちの一つですから!

 

ですが運動後は絶対にクールダウンして

次の日に疲れを残さないこと。

温泉に入ってストレッチを欠かさない。

 

1日中飛び続けていると、

自分が思っているよりも体力を消耗しています。

 

運動前は適した動的ストレッチを行い、

運動後、入浴後はしっかりと

静的ストレッチを行って

体に疲れを残さないようにしましょう。

 

 

 

常に冷静なもう一人の自分を作ること

 

僕は膝の靭帯断裂の怪我をして以降、

一本一本飛ぶたびに身体が疲れていないか、

無理をしていないかを常に考えながら飛んでいます。

 

身体の調子が少しでもおかしかったり、

下半身に異常がないかを確認して、

違和感や無理をしていると感じたら

すぐに休むようにしています。

 

やはり、空中に出てしまってからでは遅いです。

 

無理せずにやることが何よりも大事なのです。

もう一人の冷静な自分を作って、そのもう一人に

 

『次飛んでも大丈夫か、無理していないか』

 

それを常に問いただしてください。

 

 

そして冷静な自分が少しでも無理している

と感じたら、練習をやめるべきです。

 

もしくは、少しの間休むべきです。

 

例え、自分が調子が良いとき。

仲間や自分がテンション上がっていて

それについて行けているとき。

 

目の前のジャンプに深く集中できているとき。

 

そんな時にこそ。

 

常に自分の身体に問題がないか。

身体が前のめりになりすぎていないか。

 

それを冷静になって問いただして見て下さい。

 

正直、それをやっていても怪我を

完全に防ぐことは難しいです。

 

ですが、これをやることで、

より自分の身体と向き合えるようになるし、

どれくらいであれば大丈夫なのかが

感覚的にわかってきます。

 

 

 

 

怪我をする上でよくあるパターン

 

冷静な自分を作り出す、と言っても、

わかっていても難しいかもしれません。

 

ここでは、僕やプロが培ってきた

10年間の経験と周りの仲間がどんな心の状態の時、

どんな身体のコンディションの時に

怪我をしてきたかを聞いて、まとめました。

 

特にこんな時には本当に要注意なんだな、

というのを事前に理解しておくことで

客観的に滑っている自分を

判断できるようになります。

 

①久しぶりに飛ぶ時

 

『最近飛んでなかったからなー』

 

という時は、

想像すればわかりますが危険です。

 

1 週間~2 週間空いた時はもう

『久しぶり』と思っていいでしょう。

 

基礎を再び固めてから飛ぶ、

という意識を持ちましょう。

 

身体がついて行かず、

ジャンプの感覚を忘れていて危ないので注意。

 

小さなキッカーから入るか、

簡単な技から始めることが大切です。

 

ビビってしまって後傾になったり、

逆に力が入って前のめってしまったり

することがあるので、注意しましょう。

 

 

 

②最初の一本

 

キッカーの事前調査はしましたか?

 

スピードをつけすぎて飛びすぎたり、

アプローチスピードが遅くテーブル落ちしないか

しっかり確認してランディングに着地できる

イメージを持ちましょう。

 

スタート位置が書いてあっても、

雪の質や気温、風によって飛びやすさは

変わってきます。

 

ランディングの位置や削れていないか、

アイスバーンのようになっていないかを

まずチェック。

 

そして大体の人が着地している場所を

入念に確認して、

前に飛ぶ人がスタート位置から

何回チェックを入れているか、

 

スピードはどれくらいで飛び出しているか。

こういったことを入念に確認しましょう。

 

朝早く飛ぶキッカーは整っていて

気持ちいいですし、

実際飛びやすく着地もしやすいのはわかります。

 

ですが、自分の体のことや、

飛びすぎやテーブル落ちになることも

しっかり考えながら飛ぶことがまず一番大事です。

 

 

 

③周りの雰囲気を乗せて盛り上がっている時

 

アドレナリンが出て自分自身のテンションが

盛り上がっている時ほど要注意です。

 

周りによく見せよう、という心理が働き、

背伸びをしてしまったり、

テンション上がって飛んでいた結果、

大怪我するのは良くあります。

 

 

 

④調子がいい時、集中しすぎている時

 

一番の落とし穴かもしれません。

実はこんな時こそ要注意です!

 

集中していて、技のメイク率が上がってきた!

どんどんレベルの高い技に挑戦してみよう!

 

とハードルを上げ、身体が悲鳴を上げていることに

目を向けなかったり、

 

集中しすぎて『危険』に対して気が

行っていないときこそ、

危険を顧みずトリックを出す人が多いです。

 

何本も飛んで調子がいい、と思った時こそ、

 

『気を付けなければ!』

『もしかして浮足立ってるんじゃないの?』

 

と冷静な自分を作ってください。

 

集中状態にある時に冷静になるのは

難しいかもしれないですが、

 

スノーボードのいいところは

リフトに乗る、オフトレ施設でハイクするなど、

滑っていない時間があることです。

 

そんなふとした時に心を休めて冷静になりましょう。

 

 

 

⑤周りによって自分が浮足立っているとき

 

こういうときも要注意。

周りに乗せられて無理して怪我したり、

周りの誰かが大怪我することがよくあります。

 

よくローカル(地元のスノーボーダー)が

ゲレンデでテンション高く滑っていますが、

それは長年滑っていて考えなくても

技が出来るからです。

 

彼らにはその基礎力や慣れ、

土台が感覚ベースであります。

 

そんな彼らでも怪我することはあるでしょうし、

かっこいいな〜

と思っても真似はしない方がいいでしょう。

 

周りを制することも、時には重要ですよ!

 

 

 

⑥慣れない技を練習するとき

 

こんな時は本人も気を付けて

緊張しているとは思いますが、

 

『その前段階の技が完璧かどうか』

 

というのをしっかり確認して臨むべきです。

最低限でも

7割型着地に持っていける状態

が理想です。

 

 

⑦飛んでいて身体のどこかに異常が生じ始めたとき

 

先ほどの僕の事例のように大怪我したり、

しっかりとしたリップの飛び出しが

出来なくなるので注意しましょう。

 

 

 

⑧最後の一本

 

『おっしゃ!最後の一本だ!』

 

と思って気合いを入れたジャンプを

飛ぶと大体大変なことになります。

 

身体が疲れているのは言うまでもない上、

特に雪山だと夕方になると雪面が硬くなったり、

ランディングが荒れているので

より気を付けた方がいいでしょう。

 

 

 

⑨俺は怪我しないだろう…と油断している時

 

過信が本当に怖いです。

 

『まさか、怪我するはずはないだろう。』

『今まで大丈夫だったし、大丈夫だ』

 

そういう思い込みが一番危険です。

しっかり我慢するところは我慢して、

怪我とは無縁のスノーボードライフを

送りましょう!!

 

 

 

怪我するパターンを頭に入れよう

 

こういったうちの、いくつか条件が

重なると特に怪我のリスクは何倍にも高まります。

 

怪我するパターンはいくつかありますが、

主に精神状態の高揚や恐怖と、

身体の疲労やブランク、アップ不足による

心と身体の状態のズレに集約されているでしょう。

 

ですので、しっかり怪我をする時のパターンや

可能性を把握して、常に頭に入れてキッカーを

飛ぶことをお勧めします。

 

その上でまずあなたにやってもらいたいこと。

あなたがスノーボードやキッカーを飛んでいて

怪我したこと、しそうになった時を思い返して、

ノートに書き込みましょう。

 

 

書き出したものを確認して見てください。

その時、怪我した主な原因は、

ほぼほぼ上にあげたものに

当てはまっているでしょう。

 

それでも今までしっかりと地に足つけて

練習ができていなかったのであれば、

すぐに練習方法を見直しましょう。

 

とはいえ、

普段から体幹のトレーニングをしていたり、

オフシーズンも練習を欠かさなければ、

必然的に練習時間は伸びますし、

怪我しにくい身体ができていきます。

 

あなたも無理せず、

まずはじっくりゆっくり体力をつけていきましょう!

 

 

 

こんなことを言うと、

 

『スノーボードをどうやって楽しめなくなりそう…』

『集中できなくね?』

 

と思うかもしれません。

大丈夫です。

 

そんなことでスノーボードの楽しさは

変わらないし、自然に集中できます。

 

それがスノーボードの魔法であり、

中毒的になってしまう所以なのですから。

 

『そんな抑えてたら、

チャレンジできなくて上達しなくない?』

 

なんて思う人もいるかもしれません。

 

それも大丈夫です。

 

逆に筋持久力などの『体力』の器が

溢れ出すほどに練習してしまっては、

必ずと言っていいほど怪我に繋がります。

 

怪我してしまっては、結局運動が出来ず

また『体力』は下がっていってしまいます。

 

なので、しっかり我慢するところは我慢して、

怪我とは無縁のスノーボードライフを送りましょう!!